Our Story
創業の物語
私ども株式会社元木商店のはじまりは、落雁などの干菓子に使われる木型を彫る仕事でした。
木型職人だった設立者の元木善雄が、出来上がった木型を地方の職人さんのもとへ届ける際「ついでにこれも買ってきてくれないか」と頼まれたのが、卸問屋の始まりです。
元木善雄は、頼まれると断れない性格でした。そのため、お願いごとは少しずつ増え、やがて青森市内だけでなく、東京まで仕入れに行くようになります。当時、青森から東京へ行くことは、今で言えば外国へ行くような感覚だったそうです。
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鈍行列車に乗って、腹巻きに札束を入れて仕入れに行っていた。いつ盗まれるかと、気が気じゃなかった。実際に盗まれたり、カツアゲにあったこともあった。
今では、電話やFAX、メールで注文すれば、商品が当たり前のように届く便利な世の中になりました。ですが、その便利さは、元木善雄のような先人たちが、危険や苦労を引き受けながら作り上げてきたものです。
そうした中、創業昭和6年、新町夜店通りにあった「栄作堂本店」様とのご縁が生まれます。店主様が「どうしても使いたいマーガリン」があり、そのメーカーに直接問い合わせたところ、「どこかでまとめて取り扱ってほしい」と言われたそうです。
その際に、「それなら、元木さんがいい。真面目で信用できるから」とご紹介いただいたことがきっかけで、弊社は月島食品工業様の油脂製品を扱うようになりました。
そのマーガリンは、やがて工藤パン様にも使われるようになり、お客様の商売が大きくなるのに合わせて、弊社の商売も少しずつ広がっていきました。こうして現在、私たちはパン屋さん・和洋菓子屋さん専門の卸問屋として、北東北のお客様とともに歩んでいます。